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ボクシングの練習でマウスピースは必要?選び方と推奨モデル【プロ監修】

ボクシングの練習でマウスピースは必要?選び方と推奨モデル【プロ監修】 マウスピース

「ボクシングを始めたばかりだけど、練習の段階からマウスピースは買うべき?」
「スパーリングをしないなら、邪魔なだけじゃないの?」

ボクシングジムに通い始めた初心者の多くが、この疑問に直面します。結論からお伝えすると、練習内容に関わらず、マウスピースは「絶対に」用意すべきアイテムです。

この記事では、練習用のマウスピースが必要な「本当の理由」と、失敗しない「高コスパ・高耐久」モデルの選び方を解説します。

自分に合った練習用マウスピースを見つけて、安全かつ効率的にレベルアップを目指しましょう。

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【監修者】
ボクマル

ボクシング歴25年の元プロボクサー。 数々のボクシング用品を使い倒してきた経験から、初心者から上級者まで、本当に納得できるアイテムだけを厳選して紹介します。

ボクシングの練習でマウスピースを着ける3つのメリット

「試合やスパーリングの時だけ着ければいい」というのは大きな間違いです。シャドーボクシングやミット打ちといった基礎練習においても、マウスピースは以下の3つの重要な役割を果たします。

1. 不意のアクシデントから口内を守る

ジム内は狭く、多くの人が動いています。シャドーボクシング中に隣の人の手が当たったり、ミット打ちの最中にミットの硬い部分が口元にかすったりすることは日常茶飯事です。

また、初心者のうちはパンチの衝撃を逃しきれず、自分のパンチの反動で顎が揺れ、口の中(粘膜)を自分の歯で切ってしまうこともあります。口内の裂傷を防ぐために、常に装着する習慣が必要です。

ボクマル
ボクマル
僕も現役時代、マスボクシング(寸止め練習)だからと油断してマウスピースを着けずにいたら、相手のジャブが軽く当たって唇を切り、数日間食事がしみて辛い思いをしました。「練習だからこそ」安全対策が必要なんです。

2. 「正しい噛み締め」でパンチ力アップ

人間は重いものを持ち上げる際、奥歯を食いしばることで全身の筋出力を高めます。ボクシングも同様で、インパクトの瞬間に強く噛み締めることで、首や体幹が固定され、パンチ力が向上します。

素の歯で強く食いしばり続けると、歯が摩耗したり欠けたりするリスクがあります。マウスピースはクッションとなり、歯を保護しながら全力のパフォーマンスを引き出す助けとなります。

3. 実戦を想定した呼吸法が身につく

マウスピースを着けると、口呼吸が制限され、鼻呼吸がメインになります。これは、スタミナ配分が勝敗を分けるボクシングにおいて非常に重要な要素です。

普段から装着して練習することで、「苦しい状態」に慣れ、いざスパーリングや試合になったときにパニックにならずに動けるようになります。

練習用に最適な種類の選び方と価格相場

マウスピースにはいくつか種類がありますが、練習用(サブ機)として選ぶべきスペックは明確です。高価なカスタムメイドを作る前に、まずは市販品で自分に合うものを探しましょう。

タイプは「シングル」一択である理由

マウスピースには、上顎のみの「シングルタイプ」と、上下の歯を固定する「ダブルタイプ」があります。

  • シングルタイプ(推奨): 呼吸がしやすく、装着したまま水が飲め、トレーナーとの会話も可能。
  • ダブルタイプ: 防御力は高いが、呼吸が非常に苦しく、口を開けられないため会話ができない。

練習中はトレーナーの指示を聞いたり、頻繁に水分補給をしたりするため、圧倒的にシングルタイプがおすすめです。

素材は「ジェルライナー」入りを選ぶ

安価なゴムだけの製品はフィット感が悪く、練習中にポロポロ落ちて集中力を削ぎます。

おすすめは、外側が硬いフレーム、内側(歯形部分)が柔らかいジェル素材になっている「二層構造」のモデルです。お湯で成形した際、歯の隙間にジェルが入り込み、吸い付くようなフィット感を得られます。

練習用モデルの適正価格(コスパ)

練習用マウスピースの価格相場は以下の通りです。

価格帯 特徴 おすすめ度
1,000円以下 単一素材でフィット感が悪いことが多い。予備用。
1,500円〜3,000円 衝撃吸収性とフィット感のバランスが良い。練習用に最適。
5,000円以上 歯科医で作るカスタムメイドなど。試合用におすすめ。

練習用としては、消耗品と割り切れる2,000円前後のモデルが最もコスパが良いと言えます。

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失敗しない成形方法と洗い方・手入れ

良い製品を買っても、成形(型取り)や手入れを間違えるとすぐに使えなくなってしまいます。長持ちさせるためのポイントを押さえましょう。

成形時のお湯の温度に注意

市販のマウスピースは「ボイル&バイト(お湯で温めて噛む)」方式が主流ですが、製品によって推奨温度が異なります。

  • 多くの製品:70℃〜80℃(沸騰させて少し冷ましたお湯)
  • 一部の製品:100℃(熱湯)

説明書を読まずに熱湯に入れると、溶けて縮んでしまうことがあります。必ず説明書の指定温度を守りましょう。

ボクマル
ボクマル
成形するときのコツは、噛んだ後に指で歯茎の上から強く押し付け、さらに舌で内側から押し付けること。「真空状態」を作るイメージで空気を吸うと、ピタッと張り付きますよ。

寿命を縮める「NGな洗い方」

使用後は必ず水洗いが必要ですが、やってはいけない洗い方があります。

  • × 歯磨き粉で磨く: 研磨剤が含まれており、表面に細かい傷がつきます。そこから雑菌が繁殖しやすくなります。
  • × 熱湯消毒: 変形の原因になります。
  • × アルコール消毒: 素材の劣化を早める可能性があります。

基本は流水で指洗いで十分です。臭いが気になる場合は、マウスピース専用の洗浄剤か、入れ歯洗浄剤を使いましょう。

よくある質問(Q&A)

練習用マウスピースに関する、初心者の方からのよくある疑問にお答えします。

Q. 歯列矯正中でも市販のマウスピースは使えますか?

通常の市販品は使用しないでください。矯正器具(ブラケット)が破損したり、口内を傷つける原因になります。必ず「矯正用(ブレース対応)」と記載された専用モデルを選ぶか、かかりつけの歯科医に相談して作成してください。

Q. 買い替えのタイミング(寿命)はいつですか?

「噛み合わせ部分が深く削れてきた」「変色や臭いが取れない」「フィット感が落ちて外れやすくなった」と感じたら交換時期です。練習頻度によりますが、半年〜1年が目安です。衛生面を考慮し、早めの交換をおすすめします。

Q. オエッとなる(嘔吐反射)のが怖いのですが対策は?

奥歯の部分が長すぎると喉を刺激してしまいます。その場合は、奥歯部分をハサミで数ミリ単位でカットして調整しましょう。また、薄型のモデルを選ぶことで違和感を軽減できます。

まとめ:練習用マウスピースで安全に上達しよう

ボクシングの練習において、マウスピースは自分自身を守り、技術を向上させるための必須パートナーです。

記事の要点まとめ

  • 練習中の怪我防止と正しいフォーム習得のために必須。
  • 会話と呼吸がしやすい「シングルタイプ」を選ぶ。
  • フィット感を高める「ジェル素材」入りの2,000円前後のモデルが最強のコスパ。

「まだ早いかな?」と迷う必要はありません。マウスピースを装着して練習することで、ボクサーとしてのスイッチが入り、練習の質が確実に上がります。

まずは手頃な練習用モデルを手に入れて、怪我を恐れずに思いっきりボクシングを楽しんでください。

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